子育てのストレスを軽減する収納スペースの考え方
2020.09.18
writer
LCT
子どもがいると家の中で物を散らかすことが多いため、片付けてもすぐに物が散乱してしまい、ぐちゃぐちゃになっている部屋を見る度、子育てにストレスを感じてしまう方は多いと思います。子育てをしている親の立場からすると、散らかした物を簡単に片付けられる収納スペースというのは、子育てのストレスを軽減することが出来ますし、なにより家の中を綺麗に保つためには必要不可欠なものです。
単純に「収納容量を多く取れば良いのでは?」と思われるかもしれませんが、いくら大容量の収納スペースがあったとしても、整理のしやすさ、使い勝手が良くなければ、何も機能しない無駄な収納スペースにもなってしまいます。今回は子育をする上で、なるべくラクに、ストレスが無いような収納スペースとはどういったものか注目していきましょう。
玄関収納は大きめのものが入るスペースを
玄関は家の中に入る時の最初の部屋。そこに物が散乱して、汚れているような家はご自身で思い描いた理想のマイホームとは異なると思います。子どもが大きくなるにつれて、外で遊ぶことが多くなり、ベビーカーや泥のついたおもちゃや、レインコートなど家の中に持って入りたくないような物を持って入らなければならないといったことは、どの家庭にもある悩みです。外で使う汚れが気になる物も玄関収納があれば、家を汚す事もなく、スッキリとしたキレイな玄関にすることができます。
靴の収納も家づくりの際にあまりスペースを設けなかったために、子どもが大きくなってから靴が収まらず、外に出しっぱなしといったお家を見たことがありませんか。現状の必要最低限といった考え方で家づくりを考えてしまうとこのように後になって、理想とかけ離れてしまい、後悔してしまう家になってしまうので、ベビーカー・自転車が置けるようにし、レインコートをかける物干しを設置するなどと、玄関には少し余裕を持った収納というのが必要になります。
幼少期の子どもの遊具や勉強道具はリビングにある
親戚や友人が遊びに来た際に通す場所でもあるリビング。なるべく生活感を感じさせないようにキレイに保っておきたい場所ですが、幼少期の子どもがいる家庭の場合、家の中で遊ぶ際や、勉強する際の場所は、親の目が届きやすい家族が集まるリビングという家庭も多いと思います。
子どもが遊んだ後のおもちゃや、勉強した際の勉強道具が乱雑になりやすい場所なので、片付けをしやすいよう、おもちゃを入れやすい大きめの収納や、子どもが小学校に入学した際には勉強道具を散らかさないように、細かいものを入れれるような収納が必要になります。壁面収納や、カウンター収納などを家づくりの段階から「子どもが生まれて10年間の収納スペース」をある程度予測して、確保していくことでいつでもキレイなリビングを保つことができます。
子ども部屋は子どもの思い出が充分に入るように
子どもが大きくなった時に子どもに部屋を持たせてあげることで、子どもの自立心を養うことができ、勉強への意欲も向上するため、子でも部屋というのは大切です。また幼少期にリビングで使っていた子どものおもちゃや、教材や、本などを部屋に写すタイミングでもあるため、親からするとリビングが今まで以上に広く使えるようになります。
小さい頃からの大切な思い出などの持ち物が入るスペースが子ども部屋には必要になるため、将来的に考えるとクローゼットなどの大きな収納スペースを設けておくことが大切です。兄弟がいる場合、あらかじめ大きめの子ども部屋を用意しておき、壁や間仕切りでそれぞれの部屋を与えるなんてことも多いと思いますが、兄弟がそれぞれの個室になった時に、片方は充分過ぎる収納があるが、もう片方は小さくて物が全然入らなくて、喧嘩する。親子共にストレスにならないよう大きくなってからの生活も少し考える必要があります。収納がこれぐらい必要だから、これぐらいの間取りといった考え方が理想的です。
まとめ
リビング・玄関・子ども部屋の収納があるか無いかで、子育てのストレスの感じ方にかなり差があり、場所毎で使用目的や用途が違うため、それぞれ収納に工夫が必要になってきます。それを知らずに大体これぐらいのスペースを確保しておけがいいだろうとどんぶり勘定で家づくりをすると、後々のストレスに繋がってしまいます。家づくりで収納について考える際には、親目線でどのような所に現状ストレスを感じていて、どのような事が将来的に必要になるのだろうかといった所までを考える事が出来ると、収納に困らず、整理上手で、いつまでもキレイな理想的な家が保つことができます。
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